無人ホテル運営の裏側

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【注意喚起】サイトコントローラーで料金を設定してもAgodaに反映されない!? 実体験から学んだ「最高料金設定」の落とし穴

こんにちは、無人ホテル運営の現場からKotaです。
今日は、サイトコントローラーで設定したはずの料金がAgodaに正しく反映されていなかったという、実際に起きたトラブルについてお話しします。
同じようなケースが他の施設でも起きる可能性があるので、ぜひ最後まで読んでチェックしてみてください。

今日の内容

1.  発覚のきっかけは「誕生日」
2.  原因は「ルームタイプの最高料金設定」だった
3.  表面上は反映されたが、実際の販売にはタイムラグ
4.  教訓:「料金修正=安心」ではない
5.  まとめ:チェックすべきポイント

発覚のきっかけは「誕生日」

8月16日──そう、私の誕生日。
いつものようにAgodaの販売画面を確認していたところ、あり得ない価格「30,000円」で販売されていることに気づきました。

「え?設定はもっと高くしてたはずなんだけど…?」
慌ててサイトコントローラーを確認すると、料金カレンダー上では確かに適正な金額が設定されている。なのに、なぜかAgodaでは上限30,000円でストップされているのです。

原因は「ルームタイプの最高料金設定」だった

Agodaに問い合わせたところ、原因は意外なところにありました。

Agodaのルームタイプ設定において、「最高料金」が30,000円で固定されていたため、それ以上の価格が反映されなかった。

ここで重要なのは、最高料金は一度登録すると「0円」などに戻せず、事実上変更が効かないという点です。
そのため、Agodaの担当者のアドバイスに従い、30,000円を「9999999円」という超高額で再設定して、事実上の上限なし状態にしました。

表面上は反映されたが、実際の販売にはタイムラグ

その後、サイトコントローラー上でもAgodaの料金カレンダーでも、正しい価格が表示されるようになりました。

しかし!

実際のAgoda販売ページでは、まだ「30,000円」で表示されたままだったのです。

Agodaいわく、設定変更後も反映には一定の時間がかかるとのこと。
このままでは、夏場のハイシーズンに格安で予約が入ってしまうリスクがあります。

すぐに販売停止処理を行い、約1時間後に再確認。
一部の日程で正しい金額が反映されていることを確認できたので、全日程を再販売しました。

教訓:「料金修正=安心」ではない

今回の件で痛感したのは、
「料金を修正したからといって、安心してはいけない」ということです。

サイトコントローラー上で正しく表示されていても、各OTAの販売ページで反映されるまでに時間差があることを忘れてはいけません。
特にAgodaは、ルームタイプごとに最高料金の設定があるため、事前に「制限がかかっていないか」を要確認です。

まとめ:チェックすべきポイント

Agodaの「ルームタイプ最高料金」設定を確認(9999999円推奨)

料金修正後はAgoda販売ページを必ず目視で確認

販売ページに反映されるまで時間差がある可能性

ハイシーズン中は、念のため販売一時停止 → 再販という流れも視野に

ひやっとした1件でしたが、逆に大事な学びを得ることができました。
ホテル運営において「仕組みを信じすぎないこと」も時には大切。
人の目でチェックすることが、結局いちばん信頼できるのかもしれませんね。

それでは、また次回の現場レポートでお会いしましょう!