無人ホテル運営の裏側
8月16日──そう、私の誕生日。いつものようにAgodaの販売画面を確認していたところ、あり得ない価格「30,000円」で販売されていることに気づきました。
「え?設定はもっと高くしてたはずなんだけど…?」慌ててサイトコントローラーを確認すると、料金カレンダー上では確かに適正な金額が設定されている。なのに、なぜかAgodaでは上限30,000円でストップされているのです。
Agodaに問い合わせたところ、原因は意外なところにありました。
Agodaのルームタイプ設定において、「最高料金」が30,000円で固定されていたため、それ以上の価格が反映されなかった。
ここで重要なのは、最高料金は一度登録すると「0円」などに戻せず、事実上変更が効かないという点です。そのため、Agodaの担当者のアドバイスに従い、30,000円を「9999999円」という超高額で再設定して、事実上の上限なし状態にしました。
その後、サイトコントローラー上でもAgodaの料金カレンダーでも、正しい価格が表示されるようになりました。
しかし!
実際のAgoda販売ページでは、まだ「30,000円」で表示されたままだったのです。
Agodaいわく、設定変更後も反映には一定の時間がかかるとのこと。このままでは、夏場のハイシーズンに格安で予約が入ってしまうリスクがあります。
すぐに販売停止処理を行い、約1時間後に再確認。一部の日程で正しい金額が反映されていることを確認できたので、全日程を再販売しました。
今回の件で痛感したのは、「料金を修正したからといって、安心してはいけない」ということです。
サイトコントローラー上で正しく表示されていても、各OTAの販売ページで反映されるまでに時間差があることを忘れてはいけません。特にAgodaは、ルームタイプごとに最高料金の設定があるため、事前に「制限がかかっていないか」を要確認です。
Agodaの「ルームタイプ最高料金」設定を確認(9999999円推奨)
料金修正後はAgoda販売ページを必ず目視で確認
販売ページに反映されるまで時間差がある可能性
ハイシーズン中は、念のため販売一時停止 → 再販という流れも視野に
ひやっとした1件でしたが、逆に大事な学びを得ることができました。ホテル運営において「仕組みを信じすぎないこと」も時には大切。人の目でチェックすることが、結局いちばん信頼できるのかもしれませんね。
それでは、また次回の現場レポートでお会いしましょう!