無人ホテル運営の裏側

無人ホテル運営の裏側

【ホテル運営ブログ】「予約が月末に集中してしまう」あなたに試してほしい価格の整え方

こんにちは。無人ホテルの予約管理をしている興太です。

こんな悩み、ありませんか?

  • 「月の前半は全然予約が入らなくて…」
  • 「いつも月末ギリギリに安く売るはめになる」
  • 「どのタイミングで料金を変えたらいいかわからない」

今日はそんな方に向けて、予約がスムーズに入る価格戦略の作り方を、初心者にもわかりやすくまとめます。

🧭 まず最初に知っておきたい「予約の流れ」

多くのホテルや民泊で、次のような流れがよく見られます:

時期 ゲストの動き ホテル側の対応
月初 様子見が多い 強気に高めの料金設定
中旬 少し動き始める 料金はあまり変えない
月末 急いで予約 焦って値下げしてしまう

つまり…
予約が遅くなる → 値下げする → 安く売れてしまう → 毎月この流れが繰り返される

🧩 予約が安定しない理由は「価格が動きすぎる」から

たとえば、こんなやり方をしていませんか?

  • 予約が入らないからいきなり大幅に値下げ
  • 予約が1件入っただけですぐ料金を上げる
  • 曜日ごとにコロコロ料金を変更

⬇ これでは、ゲストが戸惑って予約しづらくなってしまいます。

✅ ポイントは「早めに予約が入る価格」にしておくこと

価格をほんの少し低めに設定するだけで、次のような良い流れが生まれます:

  • 月の前半から予約が動き出す
  • 空室が少しずつ埋まっていく
  • 最後に値下げしなくても自然に埋まる

🛠 ステップでやってみよう

🔹 Step①:「予約が遅い部屋」を見つけよう

ここ3ヶ月の予約データを見て、「月末にしか予約が入らなかった部屋」を3つ選びましょう。
自分の感覚でもOK。「この部屋はいつも遅いな」と感じるもので大丈夫です。

🔹 Step②:「その月、最初に予約が入った日の料金」をチェック

例:7月10日に予約が入っていた場合、そのときの料金を確認しましょう。
それより高い日の予約がゼロなら、価格設定が高すぎた可能性があります。

🔹 Step③:「次の月は、その価格より少し安くスタート」

いきなり大きく値下げする必要はありません。
「前回の予約価格より、少しだけ安く」これだけでOKです。

🔹 Step④:「予約がついたら、少しずつ値上げ」

・1件入ったら +500円
・2件入ったら さらに +500円
➡ 値上げは予約が入ってから、ゆっくりと。

📊 まとめ:安定した予約の流れはこう作る!

タイミング やること
月初 ややお得な価格でスタート(様子見されないように)
中旬 予約が入ったら少しずつ値上げ
月末 値下げせずとも、じわじわ埋まっていく状態を作る

☕ 最後に

価格は“高く設定すること”よりも、
「いつ・どれくらいの価格で予約が入るか」を知ることの方が重要です。

小さなトライを繰り返すことで、「この価格帯なら動く」という感覚がつかめてきます。
そうなれば、月末の値下げや慌ただしさが減り、予約の流れが安定していきますよ。